源氏蛍舞う棚田の番人

今日は河原の付近を下草刈り、またまたまむちゃんとは
知らず一刀両断してしまいました。なんせ危ないので
致し方ありません。焼酎浸けで一本8kくらいは
するのだろうけど。
Indiaの蛇使いのように上手く一升瓶に収まってくれれば
一瓶入酒。儲け話しは、そんな童話のようにはいきません。
今日のは結構大物でした。
夕闇迫る頃、水の取り入れがてら蛍の観察スタート。
眺めてみたが畔際で光る蛍は確認出来ず。
例年なら待機中の灯りがパラパラ見えるのだが。

夕飯後再度散歩がてら田圃の河原をみるとほのかな光がふわりふわり、
今日刈った草むらにも待機中の光が、今年も蛍の光が始まりました。

枕草子の書き出しに
夏は,夜。月の頃はさらなり。闇もなほ。螢の多く飛び違ひたる。
また,ただ一つ二つなど,ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。

こんな日に巡り会えたのは、せっせと父から稲作を引き継いで
5年後の事。それまで特に気をつけたのは、生息地での除草剤投与はあまりせず草刈りの時期を
産卵期を避けて行う。田圃の水はかけながし。田圃の中干しの時期も飛翔が終わったあとに。
特に草刈りは、1回目は早めに行うので2回目の下草刈りでは、もはやすすきは、1m以上で大変なことに。

しかしあれから年々源氏蛍は、減った感じがする。平家蛍は、いまだぐちゃぐちゃいるが。
さて今年は、どうなっているのか。番人の気力が少しずつ減少していくのと比例して
蛍も減ってしまっているのか。人が介在しなくても増え続けていってくれる事を
今後も期待する。ただ物見せ的な事はやっていないのがせめてもの救いかも知れない。

蛍の観賞地でも心ない人で年々飛翔数が減少しているところもあると聞くが。

昨日、安田記念Gー1マイル戦が行われ、
⑥番モーリスが優勝。2着⑬番3着⑫番
予想は書かなかったがなんとか12クラレントの
複勝とワイド2点的中。
後残すは宝塚記念。さてどんなドラマとなりますか。

今シーズン的中は、桜花賞、複勝、ワイド、3連単
と今回だけ。いつもローリスクハイリターン狙いだから
2つあたればよいというもの。そうそう人気の無いのが
3着までにくるはずもなし。

まだ1回目の全圃場の草刈りは終了していない。しかし、先に刈り払った
田圃はまた緑の草に覆われ始めている。
この草を刈り払う作業との付き合いは秋までエンドレスで繰り返されるのだ。
これでは高齢になればなるほどお付き合いは遠慮したくなる。

で、なるべく無気力で対応するということ。気をいれて草が生えて来なく
なる仙人のようなことは出来ないし、おとなしく自然と向き合い
自然環境のお邪魔にならないよう。




記憶をたどれば家の前の水路も石垣で出来ていて時々魚もいたり、洗い物も出来るように
家の前から石段で降りられるようになっていた。そんな4、50年前、家の前には源氏蛍も平家蛍も
人工の光の無い中、ゆったりふんわり飛んでいた記憶がある。いつのまにか田んぼの整備と共に
コンクリートの水路に変わり生活排水も流れだし農薬も生き物退治系となっていった。気がついた時には
ほたるのほのじも見えない環境と変わり果てた。しかし、生態系を考慮した薬剤に変わり始めたせいか
今から10数年ほど前我が家の田んぼで偶然数匹の源氏蛍が飛んでいるを見つけこのひとりぼっちの
棚田の番人生活が始まった。当初、5年で田んぼ付近で乱舞飛翔と思えるような光景を目に出来るよう
かってに計画を立てて、このonly1person projectは開始されたのだ。
この頃まだ若かったせいかpowerful 農業などと、のたまい力任せに稲作を行い毎夜棚田の番人
気取りで蛍観察を行っていたのだ。

続く

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